SDIのメッセージ

(19)自宅待機―制約の中でできることを探そう!

まずは状況を受け入れることからスタート

想定以上に猛威を奮い続ける新型コロナの影響によって、多くの店舗が当面の間休業をよぎなくされている。
春は何かと新しいスタートで心も浮きたち、買い物客もにぎわう時期だけに、人通りのない銀座や表参道の光景は何とも異様に映る。
しかし、これも「みんなでコロナの脅威を一日も早く脱しよう!」という協力の表れであり、ある意味国を挙げて真摯に制約を受け入れている象徴でもある。
実際、生きているといろいろなことがある、ということを改めて実感する。
震災しかり、リーマンショックしかり、そして今回の新型ウイルスによる感染脅威。
収束がはっきりしないだけに、これまで以上に長期戦となりそうで、先行き不透明感はぬぐえない。
しかし、これらの襲いかかるリスクは個々ではいかんともしがたく、抵抗したところで状況が変わるわけではない。
且つ「この先どうなるだろう」と不安がるだけでは何も生みだせない。
誰しも不安はあるが、「この先~ということがあっても生きていけるようにしよう」「そのために今できることをやっておこう」と気持ちを切り替えて打ち込むものを見出し、行動化したほうが与えられている時間を自分にとっても周りにとっても意味あるものにできるのではないだろうか。

自分が本当にやっておくべきことを考える

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新型コロナはどれだけガードしているつもりでも、誰でもかかるリスクは存在する。
「若者は重症化しない」「女性は男性に比べ死亡リスクが少ない」「持病がなければ基本的に大丈夫」と思い込んでいても、現実には、若者も女性も健康な人でも死亡しているケースもゼロではない。
つまり、誰もが通常よりは死の危険にさらされているといえる。

そこまであえて言うのは、「もしも不可抗力で自分がかかってしまい、その時に病院のベッドが開いていない、手遅れになることもありうる」という最悪を想定した場合、逆に「では一方で、万一それでも少しでも後悔のないようにするには、せっかくのこの時間をどう使えばよいのか」というレベルで考えてみることも重要ではないか、と思うからである。
ある記事で、新型コロナで自宅隔離の状態に置かれ、本当に苦しい想いをした人が、回復した後「改めて自分の命を懸けてやるべきことは何か、を考えさせられた」とあった。
時間はあっという間に過ぎ去っていく。そんな中で漫然と「時間があってもあまりやりたいことがない」「いつもは仕事をしている時間だが、外出もできず、友達にも会えず、正直もてあましてしまう」「とにかく目の前のことをこなしていればいいか」というのではもったいない。
このような異常な状態だからこそ、あえて与えられた時間の意義について自分の心と対話してみる機会ととらえてみよう。
家族と過ごすにしても、ただ習慣だから、ではなく、「せっかく一緒にいられる時間を少しでも楽しい時間、お互いに意義ある時間にするには、どう過ごせばいいか」を考え、行動化することで、相手の笑顔をじっくり見られる幸せをかみしめられる貴重なチャンスにもなる。

仕事再開後に向けてできることを探してみよう!

 

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たとえば、まとまった時間がないとなかなかできないことの一つに資格試験へのチャレンジがある。
「どうせ資格をとっても生かせない」と思うのではなく、資格試験のための勉強をするプロセスで、様々な発見があったり、自分自身のチャレンジ精神、集中力、忍耐力を養ったり、それを証明するチャンスにもできる。
また、資格試験でなくても、正しい知識をインプットしておくことで、発言にも自信が出てくる。

たとえば、販売業務に関連するものをざっと上げるだけでも、以下のようなことは仕事にも自分のキャリアにもプラスになりうる。

●リテールマーケティング(販売士)☞ 経営学、マーチャンダイズ、ストアオペレーションなどの体系的知識が身につく
●簿記 ☞ 企業やお店のお金の動きを通して、経営状況の理解を深めていくことができる
●エクセル操作 ☞ 関数、表計算などを学ぶことで、自分で様々なことを分析しやすくなる
●接客英語・中国語 ☞ 楽しくコミュニケーションをとれる、時事関連やグローバル視点の醸成になる
●色彩・パーソナルカラー ☞ 色の理論を学ぶことで、自信をもって提案できる
●他ブランド知識 ☞ WWDニュース、youtubeのMBチャンネルなどを見ると最先端のことがわかる
●ビジネス書 ☞ 様々な状況への対応法が分かる
●映画(ネット・DVD) ☞ ファッションにこだわった映画を観てみる

ただし、これを楽しみながらやることに意味がある。
私は遅ればせながら、2年ほど前からようやく重い腰を上げて、長年アレルギーだった英語の勉強のやり直しを始めたが、何度も挫折感を味わっているだけに、「楽しさ」を重視して英語アプリを1つ選び、やり始めた。それこそが「継続性」につながると考えたからである。
ドラマ仕立てで、話していることを聞き取るにも訳が分からない状態が数か月続いたが、ビジュアルとドラマ展開が興味をそそり、結末見たさで最後まで聞き続けた。
あるところから、ふと、「前より聞こえてくるな」と感じるようになってからは、もっとやってみたい、と思うようになり行動にも弾みがついた。実際にそれは、以下の肯定サイクルに入った瞬間だった。
<肯定サイクル>

ここまでもっていければ、あとは自動的に体や気持ちがそこへ向く。気が付いたら苦手な英語も何とか外国人とのチャットを楽しめるレベルになれた。世界が一気に広がり、こんな面白いことを避けてきた自分に対し、ただただ「もったいないことをしたな」と思っている。まとまった時間という贅沢さがあったからこそ、できたことでもある。

皆さんもこの機会に新しいことやあえて苦手なことにトライしてみてはいかがだろうか?

以上

 

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