ラグジュアリーブランド店長ブログ

(40)自ブランド・自社のサステナブルへの取り組みをきちんと把握しよう!

環境省が推進するサステナブルファッション(https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
以下は、環境省が推進するサステナブルファッションに関する記事から抜粋したものである。

サスティナブルファッション

このような啓蒙活動が徐々に浸透してくると、これまで当たり前に“服は使い捨て”という認識で購入し、処分していた人たちの意識や行動も以下のようにじわじわと変わってくることが想定される。

たとえば

①「その服の製造過程に目を向ける」―“商品タグや表示ラベルを見たり、QR コード等で商品情報にアクセスしたり、店員やブランドに聞いたりして、素材や生産ルート等を確認する。

②長く着られる品質を選ぶ。1着を長く着るために品質を重視し、価格に見合う価値ある商品を購入する。

などなど。

ちょうど、食品偽装問題が大きな注目を集め、それまで何気なく買っていたものに対し、改めて生産地や素材をチェックするようになってきたのと同様、気にする人が増えていく流れと似ている。

服を買う際の決め手は人それぞれであり、それががらりと変わる、ということではないが、たとえば

「安くてそれなりであればいい」「何回か着たら捨てて、新しいモノを買えばよい」という層の中には「本当にそれでいいのか?」と考え直す人も出てくると思われる。

なぜなら、服は上記のような処分の面だけでなく、一見見えにくい素材や製造プロセスにおいても、水、石油をはじめ相当の環境負荷を伴う。

ゆえに昨今は、「環境に配慮した、あるいは再生繊維を使用した素材」をうたうところも出てきており、一定のコアとなるファンを獲得している。

若者が以前に比べて車を持たなくなった、と同じように、足元でパラダイムがじわじわ変化の様相を見せている。

すなわち、メルカリ等で古着をやり取りする、あるいはブランドをシェアリングサービスで利用する、などはある意味“モノを大切にしている”=Ethical(倫理的)な行為、という側面をもつ。

同時にその一方で、業界として当たり前だった「前倒しで服を量産し、売れなければバーゲンで売り、それでも残ればアウトレット、それでも無理なら焼却・埋め立て」という流れに堂々と疑問を呈する人たちも出てきた。

これまでの常識が徐々に崩れつつあるのが今である。

この流れに店長としてどう向き合うか?どう考える

先述のように、誰もかれもがこの判断基準で洋服を買っているわけではない。

最先端のトレンドを楽しみたい、だからシーズンごとに新しいものを買う、というこだわりをもった方も大勢いらっしゃるし、大切なお客さまである。

ただ、表面的には見えにくい環境保護へのこだわり、という変化に対し、店長としてしっかり準備をしておく必要はある。

お客様が何をブランドに期待しているかを真摯に受け止めつつ、製造工程に秘められた驚き、なぜこのシルエットか、なぜこの色合いか、着心地を最上のものにするため、どこに技がちりばめられているか、ブランドとしてどんな環境保全活動をしているのか、などについて興味を引くように語れる準備をしておくことは欠かせない。

常に3~5年後の状態をイメージしながら、環境問題への対応のトレンドをしっかりとらえて、先手でチャンスにしていく柔軟な発想を持った店長の存在価値は、これからの社会にとっても大きいと言える。

 

 

 

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